「あかつき」軌道へ

金星探査機「あかつき」の周回軌道投入の状況について、中村正人プロジェクトマネージャーが7日、JAXAの相模原キャンパスで記者会見した。
「本日、あかつきの周回軌道投入の作業を行った。午前8時51分29秒から9時11分57秒までの1228秒間、エンジン噴射を計画した。計画通り行われたことを確認した。噴いている方向と噴射量は予定とほぼ一定なので、当初予定していた軌道に入ることの期待は大変もてると考えているが、正確な軌道は実際に飛んでいるところを追いかけて確認して2日後に発表したい」とのこと。
今後の運用については、既に観測プログラムは送っているため、すぐに観測に移れるという。最初に観測データが届くまでには2、3日かかるそうだ。3ヶ月は試し撮りをし、きれいな絵を撮るまでに3ヶ月の猶予を考えているという。本格観測は来年4月から2年間を予定しているとのこと。
あかつきは非常に苦労して今回ようやく金星の周回軌道に入ることができた。中村氏はあかつきに対して「意外と頑丈だったね。メーカーが非常に丁寧に作ってくれた。軍艦のようだ。どこもほとんど壊れなかったのは大変なこと」と述べ、ほめてやりたいと話した。
今後観測が本格的に始まり、新たな情報を送ってくれるのが楽しみだ。