たんぽぽ計画

「宇宙空間を飛ぶ生命の源を捕えろ」という日本のユニークな宇宙実験「たんぽぽ計画」が5月、国際宇宙ステーションの実験棟「きぼう」で始まるそうだ。スペースシャトルの退役で中断した計画が、日本独自の宇宙技術と研究者の熱意で10年越しの実現にこぎ着けた。
同計画は高度400キロメートルを高速で飛行する「きぼう」の船外に、「エアロゲル」という寒天のような捕集材をつけて1年ごとに交換。宇宙空間を漂うアミノ酸などの有機物や、地球から浮遊した微生物の採集を試みるそうだ。酵母菌など微生物の入った容器も船外に置き、放射線や紫外線が強い宇宙空間を微生物が長期間旅する可能性も検証するとのこと。
「たんぽぽ計画」というと何だか可愛らしい印象を受けるが、目に見えない微生物が宇宙空間で生き残ることができるのか、また宇宙塵を採集して調査することで、生命の原材料である有機物が宇宙塵によってもたらされたのかということを調べるという生命誕生の起源に迫るという壮大な計画のようだ。